介護事務の仕事内容 資格取得の道のりから試験・受験勉強に関する情報、また介護事務の魅力や資格取得最新情報を記載


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介護事務の歴史


介護事務という職業が生まれた背景にはこれまでの介護の歴史が大きく関係しています。介護という概念が発生したのはいつ頃なのかということについて詳しくはわかりませんが、1980年代の日本ではまだ介護施設の数はそれほど多くなく、高齢者や障害者は家族が面倒を見るというのが一般的であったといいます。


ですから、どうしても面倒を見られないといった介護の問題には「措置制度」という各都道府県や市町村の地方自治体が、高齢者や障害者の方たちを社会福祉施設などに入所させるという制度で対応していたそうです。


しかし、この措置は入所者に入所先の選択権がないということと、進展していく高齢化に対し、福祉の財源である公費だけではとても対応しきれないという課題に直面することになりました。


また、その課題と平行して、自宅で高齢者や障害者の面倒を見られない家族が、本来は治療が専門で介護の療養施設ではない病院に長期入院させる「社会的入院」という問題も起き始めます。


そこでそれらの課題を解決するべく考え出されたものが介護保険制度です。そしてこの頃から老人保険施設や特別擁護老人施設などが増え始め、介護サービスの利用者もこれを追うように増えていきます。


しかし、介護が医療から切り離されたことで、今までの医療費と同じような算出方法を介護費の算出に適応させるのが難しくなりました。


というのも、医療では診察や治療といった「行為」が報酬として請求されるのに対し、介護では例えば入浴や家事の援助といった「行為」とその行為にかかる時間を合算した報酬が請求されますので、軽度の介護者と重度の介護者ではサービスの「行為」とそれを受ける「時間」の組み合わせで報酬額に差が生じるわけです。


そこで診療報酬の「点数」制ではなく、介護報酬には「単位」制という新たな報酬請求方式が採られました。介護事務という職業はこういう背景から生まれたもので、歴史自体はそう古くはありません。


ですから介護事務というネームバリューまだ深く浸透してはいませんが、介護についての複雑な報酬請求の業務は介護事務にしかできない特別なものであるといえます。


もちろん深く知られていないという事実は、介護事務として活躍する場を求めやすいと言い換えることもできるでしょう。


人材不足といわれる介護業界にあって、介護事務はその問題解決の一翼を担える存在になれるかもしれません。

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